あけましておめでとうございます
正月といえば、おせち料理。食べられましたか?
おせち料理も時代とともに様変わりしていますね。
本来おせち料理は、元旦にお迎えする年神様へのお供えとして作られ、
大晦日にお供えをし、年が明けると家族全員で神様からのおさがりを
頂くと考えられてきました。
伝統的なおせち料理には、ひとつひとつ幸福を願う意味が込められており、
「めでたいことを重ねる」という意味で重箱に詰められています。
海老 ⇒ 腰が曲がるまで長生きするように
数の子 ⇒ 子孫繁栄するように
栗きんとん ⇒ 「栗金団」と書くことから繁盛するように
黒豆 ⇒ まめ(元気)に暮らせるように
次回につづきます
「食事は愛」の日米クックです。
終りましたね・・・クリスマス
どんなクリスマスでしたか?家族で?職場の仲間と?恋人と?
チキンを食べて・・・ワインを飲んで・・・ケーキを食べて・・・
楽しいひと時でしたね
さて世界のクリスマスの続きです。
アメリカでは、クリスマスに七面鳥を焼くイメージがありますが、もともとは
収穫祭で、貧しい開拓時代を支えてきた七面鳥に感謝の気持ちを込めて
焼いたのが始まりだそうです。
その後、クリスマスや結婚式など大勢が集まるパーティーには欠かせない
料理となりました。これが今では世界中に親しまれ、クリスマスの代表的な
料理となっています。甘いクランベリーソースをかけて頂くのがお約束。
日本では、七面鳥になじみがなく、鶏肉が主流となっていますね。
海外ではクリスマスは早いところで1ヶ月前から始まり、新年まで続く
ところがほとんどで、冬至や新年のお祝いでもあります。
冬至には南瓜を食べ、クリスマスにはパーティー、それが終ると慌しく
ツリーがしまわれ、お正月の準備が始まる・・・というようにそれぞれ別のもの
としてとらえているのは日本だけかもしれませんね。
今では人々の意識から薄れがちですが、さまざまな行事とそれに伴う
食事にはどんな意味があるのか忘れずに、また伝え、残していきたいですね。
先人の知恵に感謝
「食事は愛」の日米クックです。
世界のクリスマスの2回目です。
ドイツではドライフルーツを生地に混ぜて焼いたシュトーレンという
ケーキを食べます。粉砂糖が全体にまぶされており、
細長く中央が膨らんでいる外観からキリストが誕生した時
(白い布で包まれていた)の姿に見立てたと言われています。
クリスマスの4週間前の日曜日からイブに向けて、
日曜日ごとに薄くスライスして食べます。
サンタさんのふるさとフィンランドのクリスマスメインディッシュは、
塩漬け豚肉を低温のオーブンでじっくり焼く
ヨウル キンク(クリスマスハム)やサーモン料理。
ジンジャーなどスパイスを使った料理が多く、日持ちもするし、
温まりそうですね。ジンジャークッキーというお菓子もあります。
ちなみに「ヨウル」とはフィンランド語でクリスマスのこと。
サンタさん! 我が家にも来るでしょうか?
「食事は愛」の日米クックです。
もうすぐクリスマス。
日本では宗教的な意味合いは薄く、友達とパーティーしたり、
恋人と過ごしたり・・・
本来クリスマスは、キリストの生誕を祝うキリスト教の
お祭りの日(なんですネ)
キリスト教の影響を濃く受けている国々のクリスマスは、
日本で言うならお正月のようなもので、家族が集まって教会にでかけ、
ミサが終わると皆で食卓を囲み、ご馳走を頂きます。
そんな海外のクリスマスのお菓子や料理をいくつか紹介します。
フランスのクリスマスケーキと言えばブッシュ・ド・ノエル
ノエルとはフランス語でクリスマス、ブッシュは薪のこと。
祖先が冬至のお祭りで薪を燃やしたことにちなんだものだそうですが、
暖炉で1月1日まで燃やし続けたそうです(大変!)
灰が厄除けになるとも言い伝えられています。
日本でも、ノエル型のケーキをよく見かけるようになりましたね。
次回に続きます。
「食事は愛」の日米クックです。
アルプス乙女
秋祭り・・・皆様の地域のお祭りはいかがでしたか?
たいこの音にワクワクする方も多いのでは(私もそのひとりです
)
屋台で売られている「りんご飴」によく使われているのが「アルプス乙女」
アルプスのふもと松本で、「ふじ」と「紅玉」から偶然できた品種です。
小粒(約40g)で可愛い
世界一
「デリシャス」と「ゴールデンデリシャス」を交配した品種で、大きさは1kg
までになり、まさに世界一のりんごです。果肉は細かく締まっていて、
サクサク した歯ざわりだそうです(私はまだ食べたことがありません)
りんごには、整腸作用、高血圧予防、がん予防、アレルギー予防
などの効能があると言われています。だからと言って、りんごだけを
食べていれば良いというわけではありません。
大地の恵み、
海の恵みを
適量、食することで私たちの健康が保たれています。(感謝)
「食事は愛」の日米クックです。
表面がベタベタしているのは?
これはりんごがりんご自身を守るために分泌している物質です。
熟するにつれ、リノール酸やオレイン酸がふえて皮に含まれる物質
を溶かし、油をぬったような状態になって果実を保護し、水分蒸発
を防いで新鮮さを保っているのです。ワックスではないんです!!
りんごの蜜って・・・?
収穫近くなると、光合成によって葉で作られたでんぷんが急激に糖に
変化し、果実に運ばれます。これが細胞と細胞の隙間にあふれ出た
状態が「蜜入りりんご」。
実際には蜜が特に甘いということではなく、「太陽を一杯浴びて育ち、
完熟収穫した」おいしいりんごの証拠となります。
蜜は気温と関係が深く、冬に向かって順調に下がった年は、
蜜がたっぷり入ります。収穫後は少しづつ散らばり、1月を過ぎると
なくなってしまう場合がありますが、完熟収穫したりんごなので、
美味しさは変わりません。
りんごを切ったとき、中心部分が黄色く透き通って
蜜がたっぷりあると嬉しいですね
「食事は愛」の日米クックです。
りんごの選び方のポイントは、
果皮が赤く染まっている(王林のような黄緑色系りんごを除いてね)
果皮に張りとツヤがある
大きさは中ぐらいがよく、重みがある
軸が太く、しっかりしている
しっかり目利きして選んだら、新鮮さと美味しさを保存しよう
りんごはエチレンガスを多量に発生させるので、一緒に置いてある
他の果物の熟成を早め、痛めてしまいます。ポリ袋に密閉して
冷蔵庫で保存しましょう。ちょっと冷やす(10度前後)と甘みが増して
おいしくなります。
「つがる」など夏から秋にかけてのりんごは果実が柔らかくなりやすく
長期保存には向きません。「ふじ」が一番保存性の高い品種です。
今、保存技術が進歩して一年中、店頭に並んでいますが、今が旬。
買ったら早めに美味しさを味わおう
「食事は愛」の日米クックです。
りんごを煮る時は、ホウロウか耐熱ガラスのお鍋を使用します。
金属のお鍋ではリンゴの酸で黒ずんでしまいます。
すりおろす時も陶器製かセラミック性のおろし器を使ってね
りんごはお尻(果頂部)のほうが甘い!
りんごは枝に付いていた側よりもお尻のほうが甘みが多く、種(芯)に
近い中心部分よりも皮に近いほうが糖度が高くなっています。
丸かじりしたら最初が甘くて、だんだん・・・・
中心部から丸かじりしたい
変色を防ぐには・・・
塩水またはレモン汁をかけておくと変色しにくくなります。
変色するのは ポリフェノールの成分である「エピカテキン」が酸化
するため。
すりおろすときは、おろし器に塩かレモン汁をかけておくと変色
しにくいよ
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