春のお彼岸にはご先祖さまとぼた餅を
「寒さ暑さも彼岸まで」という言葉があるように、お彼岸近くになると、
いくぶん過ごしやすい気候になってきます。
お彼岸はそれぞれ春分の日、秋分の日を中日とした前後3日間、
計7日間ずつが期間とされています。
この日を境に昼と夜の長さが変わるため、
季節が変わりゆくのを感じることができます。
さて、お彼岸はご先祖様のお墓参りに行かれる方も
多いのではないでしょうか?
お供えといえば、ぼた餅・おはぎですが、
この2つには違いがあることをご存知ですか?
漢字で書くと「牡丹餅」「お萩」となり、
それぞれ季節の植物に由来しています。
また、小豆の旬は秋から冬のため収穫したばかりの小豆は
皮が軟らかく、皮も潰して食べられるため、おはぎには「粒あん」。
春になると保管された小豆の皮が固くなってしまっているため、
ぼた餅には皮を取り除いた「こしあん」が使われていたそうです。
現在では小豆の品種改良や保存技術が向上し、
どちらも使えるようになっています。
少し時間はかかりますが、あんを手作りすることで
甘さや硬さの調整もできるので、オススメです。
今年のお彼岸には、手作りのぼた餅を作ってご先祖さまや
自然に感謝するのも良いですね。
「食事は愛」の日米クックです。
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